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2009年3月16日 (月)

ひとつの夜行列車時代の終焉

3月13日をもって廃止された夜行列車があります。東京~大分・熊本を結ぶ寝台特急「富士・はやぶさ」です。

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今回の廃止は、単にひとつの列車が無くなるというだけでなく約半世紀に及んで運転されてきた東海道本線からの寝台列車”ブルートレイン”に終止符が打たれることでもあります。

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30歳代以上の方々には「ブルトレブーム」を経験し、子供ながらに東京駅に通い、列車の撮影に興じた方も多いことでしょう。

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夜行列車が衰退していった考えられる要因は幾つかあります。新幹線や航空機や高速バスなどの普及または高速化、車両の老朽化、JRに分社化されたことによる複数社間に跨る長距離列車運行へのダイヤ上の弊害などなど…。安価な宿泊施設も充実したことも影響しているでしょう。寝台料金で、一般的なビジネスホテルに宿泊できますから。夜行列車に感ずる哀愁や旅情を求める旅客も残ってはいますが、もはや、それらのニーズに応えられるだけの余力が残っていないのかもしれません。以前のように食堂車を連結しておらず、また、カーテンで仕切られているだけのベッドで他人と一晩を過ごすことへの抵抗から敬遠する人も増えたと聞きます。

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”ブルートレイン”という愛称をもつきっかけとなった青い車体の寝台列車が東京駅から見納めになります。明日から、今まで発着していた9・10番ホームには、伊豆方面への特急と電車寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」、そして「湘南ライナー」のみと顔ぶれも一段と寂しくなります。「ひとつの輸送形態の終焉」…幼き時代から当たり前のように見続けてきた光景が、過去の思い出と化しました。マスコミも中継したりと話題に上げたこともあり、運行最終日はどの駅でもレールファンなどででごった返したようです。僕は、家で時刻表を眺めつつ、最後の力走を無事に終えてくれと願い、静観していました。

”ブルートレイン”以外の夜行列車でも今回のダイヤ改正で動きがありました。

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上野~長岡の牽引機関車がEF81形からEF64形に変更となった寝台特急「あけぼの」。

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臨時化された快速「ムーンライトえちご」。

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373系から183・189系車両に変わり、臨時化された快速「ムーンライトながら」。

毎年、ダイヤ改正のたびに活躍の場が狭まってゆく夜行列車。時間をかけて長距離を移動する贅沢は、もう味わえなくなるのでしょうか…。

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