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2009年7月23日 (木)

北陸フリーきっぷで、北陸の鉄道旅 ~高岡/高岡駅前→中伏木→伏木~

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昨夜、23:33に上野を発った急行「能登」で下車したのは高岡5:56着。あいにく天気は雨…。

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駅前には現在の富山県にあたる「越中国国守」という役職に就いていた政治家、大伴家持の像が。彼は歌人としての才能も発揮し、「万葉集」に473首もの歌が収められているほど。

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同じく駅前には万葉線乗り場があり、コインロッカーに大荷物を預け、我々はこれに乗り込みます。

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車内で1日乗車券を購入します。今年は地元富山県から輩出した藤子不二雄さんに准え、「ドラえもん1日フリーきっぷ」として季節ごとに絵柄の変わったフリーきっぷを発売します。我々の購入したデザインは七夕をイメージした夏バージョン。

しかしここで!私が道中に必要な別のきっぷを所持するのを忘れたことが発覚!止む無く私だけ二つ目の電停で降り、高岡駅に戻ることに…。

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まだ6時台なので次の列車がやってきたのは30分後!お!しかもやってきたのは万葉線の前身である加越能鉄道時代の車両であるデ7070形。最新型車両が増えている同線において、早々に旧型車両に巡りあえるのは不幸中の幸いか。《万葉線高岡駅前~末広町 1/250 Av4.0 露出補正-1/3 ISO400》

とはいえ、当初は万葉線の車庫のある米島口に立ち寄る予定でしたが、とても無理!

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車内には仄かに油臭さを感じます。旧型車ならではですね。

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万葉線は、経営悪化の一途を辿っていた加越能鉄道から2002年に事業譲渡され誕生した第三セクター。路線愛称名は、前述の大伴家持氏の絡みから付きました。

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先行していた二人とも車内で合流を果たし、全員で下車したのが中伏木。

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駅から徒歩数分で到着したのが「如意の渡」と呼ばれる渡し舟の船着場。

小矢部川の両岸を結ぶこの渡し舟の歴史は古く、昔から交通路として利用され、輸送大動脈としての役割を果たしていたのはもちろんのこと、中世の「義経記」に登場する如意渡とは、この渡し舟を指しています。

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そんな由緒ある渡し舟も、8月2日で幕を下ろすことを知り、ビックリ!実は小金井シンさんと快速AKB号の二人は以前に同エリアを探訪していて、近くに橋を架ける話は知っていたそうなのですが「こんな早くにその日が来るなんて…」と、驚きを隠せない様子。

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その「伏木万葉大橋」を横目に、船が対岸からやってきました。

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この便での乗客は我々だけ。渡し舟に替わる新しい橋の下を潜って行きます。

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僅か5分の乗船で小矢部川を渡りました。ちなみにこの渡し舟は万葉線の1日乗車券で利用できます。

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伏木側の船着場そばには、前述した「義経記」のワンシーンを描いた像が。どんな物語かというと、1187年、奥州へ落ちる義経一行が、如意の渡から船で六渡寺へ進もうとしたが、渡守の平権守が義経を指して「判官殿(義経のこと)ではないか」と怪しむ。もし義経であることが見破られ、頼朝に通報されたら一大事と考えた弁慶は「あれは加賀白山より連れて来た御坊であり、判官殿と思われるのは心外だ」と言って、とっさに疑念を晴らすため、扇で義経をさんざん打ちのめした。このようなやり取りがあり、一行はめでたく如意の渡を渡ることができた。この話はのちに、歌舞伎「勧進帳」に創作されました。

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乗船記念の小冊子とスタンプを係員から頂戴しました。スタンプの絵柄は、やはり、あの像でした。もうすぐ渡し舟が無くなるという話題になると、係員はやはり寂しそう…。

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船着場から徒歩数分でJR氷見線伏木駅に到着。

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駅前の郵便ポスト上に大伴家持像が。

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駅舎とホームとの間には和風庭園のような造園が形成されていました。

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近隣の港にはロシア船の往来も多いことから、ロシア語表示の行き先案内もされていました。

ここから氷見線列車に乗ることに。

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コメント

如意の渡しの近所の橋は3年前で建設中だったんで、如意の渡しの廃止も危惧はしてたんですが、こうして廃止を目の当たりにするとやっぱり寂しいものがありますね。係員のおじさんも愛想が良くて結構思い出深い所だったんですよ。
内心では如意の渡しは観光スポットの一つとして残してくれないかな、なんて思ってたんですが、現実は厳しいですね。せめて廃止直前に来られただけでもまだ良かったと思います。

投稿: 小金井シン | 2009年7月25日 (土) 20時29分

小金井シンさん>
コメントありがとうございます。
そうですねー。義経伝説の舞台の一つでもあるわけだし、観光スポットとして存続してもらっても良かったと思いますね~。船着場自体のアクセスも悪くないですしね。

投稿: 試運転スー | 2009年7月26日 (日) 01時35分

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